ふるはし よしこ の日記

J.S.Bachの音楽に魅了された美術家の日記

上野へ

国立西洋美術館でのハプスブルク展観覧と

東京文化会館でのジャン・ロンドー  チェンバロリサイタルのため、上野へ。それから合間に

東京藝術大学へ。

最近年に一度しか来ることができないが

上野にある美術館などでこの時期にあるビッグイベントを鑑賞する。ヨーロッパ文化に触れ

自分を取り戻す、大切な時間だ。

 

ハプスブルク展は

教科書などで見たことがある

有名な肖像画の数々

聖書にまつわる絵画、甲冑が

印象的だ。

使徒パウロ

と題された絵画は、パウロが手紙を書いている絵のようだ。使命感溢れる表情の描写

それに構図が素晴らしく

一番気に入った。

最後はベルサイユ宮殿

さながらベルばらの世界。

マリア・テレジアマリー・アントワネット

肖像画は、なかなか本物を見る機会がなかった。

 

フランス人であり

私が敬愛するチェンバリスト 

ジャン・ロンドー さまにやっとお会いできた。なんと幸せなひとときだろう。

日本ツアーでは、オランダのヤン・カールスベークが作ったジャーマンチェンバロを使用しているとのこと。

演奏テクニックは完璧だ。

 

アンコール曲を3曲も。しかも最後に

ゴールトベルク変奏曲のアリアを演奏してくれた。

感激の涙がとまらない。

そして拍手の嵐が止まない。

サイン会に沢山の人が並ぶ。私もサインをもらう。近くでお会いすると、とても小柄で繊細な雰囲気の方である。

次回の来日は2021年12月だ。