ふるはし よしこ の日記

J.S.Bachの音楽に魅了された美術家の日記

ルーベンスとフェルメール

2018年11月23日

上野での大展覧会。春から楽しみにしていた。

バロックを学ぶ貴重な機会だ。

 

途中、渋沢で上薗先生のレッスンを受ける。

フリーデマン・バッハのための練習帳 11から13のMenuet1.2.3をみていただく。発表会の曲を決める。13 Menuetと36 Praeambulum に。

 

ルーベンス展。

宗教的なテーマと子どもや天使の表現を間近に観たかった。

 

後世、色々な人が加筆したというが、『死と罪に勝利するキリスト 』という絵画に私は魅了された。描かれたイエス様と目が合った。そして少し移動してもまだ、私をみてくださっている。とらえられて動けなくなった。脇にいる天使の表情も、勝利の自信に満ちたものだった。

 

フェルメール

「光の魔術師」ヨハネス・フェルメール

誰もが納得する写実性と時代の空気を伝える空間表現は、日本でもファンが多く人気の作家。17世紀に栄えたオランダの活気と生活の中にある美しさを伝える、貴重な作品が並んだ。

 

生涯に35点の作品を残したフェルメール

クラヴィコードを描いた作品が多くあるが

今回の9点の中にある楽器はリュートだった。

 

『マルタとマリアの家のキリスト』

聖書のルカによる福音書から取材した唯一の作品なのだとか。「マリアは良いほうを選んだ」と、おっしゃっているイエス様の表情は、赦しの慈愛に満ちている。