ふるはし よしこ の日記

J.S.Bachの音楽に魅了された美術家の日記

VERTIGO RAMEU ROYER

VERTIGO 気まぐれ、あるいはめまい

と題されている

4年ほど前に出されたクラヴザン作品集を

ドキドキしながら拝聴する。

ラモーとロワイエの作品が交互に演奏されるよう構成されている。

 

演奏と同じくらい楽しみにしていたのが

ジャン・ロンドー  さんのライナーノーツ。

 

「僕のクラヴザンはまるで舞台上のカーテンにできた小さな裂け目。そこに魔法がある!」

 

カーテンの裂け目の向こうに広がるファンタジックな世界が語られている。

 

私も歴史好きだ。日本人が戦国時代に感じるロマンとも言えるような面白さが、きっとバロックにもあるのだと思う。

 

ジャンさんはクラヴザンが持つ魔法によって、不思議な世界に導かれていくようだ。