響板を削る
第2章も6割ほどおわって
"音作りに重要な意味を持たせている"
響板の裏を削る作業に取りかかる。
そんなことがわかると
とりかかるまでに
時間をかけて理解を深めて
エネルギーを蓄えてから始める。
今週末には大雨の予想があるので
今日はタイムリミットでもあった。
響板のスプルースという素材は
とても柔らかいので
鉋の刃を出し過ぎると傷ついてしまう。
何十回も木槌で鉋を叩いて刃を調整する。
鉋を砥がなければならないのか…
学生時代の記憶が蘇る。
いつも熱心に鉋の刃を研いでいた同級生がいたな。
全然削れない。
しかし、何回かやっているうちに
奇跡的にベストな状態になって
とても良い削りができる。
鰹節のような削りカスだ。
そのくらい薄くけずる。