ふるはし よしこ の日記

J.S.Bachの音楽に魅了された美術家の日記

声の重さ

6月は体調を崩したり、怪我をしやすいから、ゆっくり慎重に行動する。

今年は、梅雨入りしても、それほど大雨になっていないし響板が酷く反り返ることもない。

 

6月のスケジュールで気になっていたのは

今日のソプラノパート分けだ。

ロ短調ミサ曲のソプラノが1と2に分かれていて

簡単に言うと、1は天使、2は人間なのだ。

 

午後から舞阪協働センターで、三輪陽子先生のヴォイストレーニング。

三輪先生は、4月7日の演奏に、アルトのソリストとして出演してくださった。

そんな先生が、4月の演奏会を

とても褒めてくださった。

聴く人の心にストンと入ってきて、

1〜3週間心に棲みつくのだそう。

声の柔らかさも特徴なのだとか。

 

腹式呼吸を徹底的に教えていただく。

今ストレス対処法で注目されている

マインドフルネスに通じる。

以前からずっと声楽では当たり前のように

やっていたのだろう。

Kyrie eleison は口をラッパの形にすると

腹が連動する。口は横に広げない。横に広げると腹に力が入らないのだ。

ソプラノは、長い付け鼻を付けて歌うつもりで。アルトは奥から声を出す。

などなど、科学的とも言える発声方法を伝授していただくと、

皆たちまち上達する。

 

その三輪陽子先生にパート分けを

お手伝いいただく。

1人ずつ歌うときいていたので

少しドキドキしていた。

しかし、これは努力してなれるものでも

ない、声質で決まるときいた。

ではその質は何で決まるのか。

 

それは、なんと身長だった。

 

ピッコロは、短い。コントラバスは長い。

そうだよなぁ。

 

というわけで

身長163㎝の私は無条件で2。

声が重く天を舞うことができない。

 

同じくらいの中背の方たちが歌い比べをした。

声が軽い人が1の天使になれた。

 

とてもわかりやすい方法だった。