Google Earthでヴェルサイユ宮殿へ
ルイ14&15世時代の
フレンチバロックを聴いていると、
小学生の頃夢中になった
「ベルサイユのばら」という漫画を読みたくなり、電子書籍を覗く。友達が歴史好きで
一緒に読んだことを思い出す。彼女は
大学でも西洋史を専攻していた。
ベルばらは宝塚歌劇団でも上演され
伯母や従姉妹が夢中になっていた。
作者の池田理代子さんは音大を出たソプラノの声楽家でもある、ということを聞いたことが
あったが、改めて久しぶりにベルばらを読むと
王家の物語に現代の音楽家のイマジネーションが掻き立てられるのもわかる。
Google Earthという、空から地球丸ごと3D撮影している、素晴らしいアプリで、フランス旅行してみる。
建物や植物、街並みなどの色や素材感から、視覚的にも空気を感じることができるものだ。
匂いや温度はイメージしてみよう。
ベルばらの舞台、ヴェルサイユ宮殿。
マリー・アントワネットの肖像画とともに
世界史の教科書でお馴染み。
しかしこのGoogle Earthで空中から舞い降りてみると、また格別である。
庭園のデザイン、礼拝堂の金色のオルガン…
魅力は挙げればキリがない。
フランソワ・クープランはこのヴェルサイユで宮廷のオルガニストとなり、王家の人々にクラヴサンを教えたのだそう。
フレンチバロック、ここに極まれり。